「いっぺあ」、市原の方言で「いいでしょ?」という意味。
この春、小湊線に「トロッコ列車」が登場しました。
「リニア」や「新幹線」といった時代の流れとは真逆のニュースです!
でも養老渓谷に一番ふさわしい鉄道発展だと、わくわくしています。
ローカル線ブームでわかるように、発展に追われる現代人は、ゆったりした時間と、
幼い頃過ごしたであろう自然豊かな空間を求めはじめています。
そんな夢を乗せて、トロッコ列車が養老渓谷にやってくるのです。
養老渓谷の景色は昔と変わらないなあと、ふと感じることがあります。
それは「変わらない」裏側には、町会や消防団、各家の管理などなど、
多くの努力あってこその成果なのです。
しかしそんな養老渓谷も全国の地方と同じように、少子高齢化の波には抗えない状況です。
そうした状況から、近年は故郷の養老渓谷を愛してやまない方々のおかげで、
車窓からの菜の花や花畑、駅ごとに飾られるイルミネーション、
道ばたの産直、草刈やお掃除・・・
そして観光協会、足湯、アートミックスの参画へとつながりました。
地元愛の努力の結晶が、小湊鐵道トロッコ列車という夢を呼んだように思われるのです。
そこで私たちも“自分を育ててくれた思い入れのあるこの地に、
何か恩返しがしたい”との思いが募り、「ふるさと町おこし隊」が立ち上がりました。
『いっぺあ』は市原の方言で『いいでしょ!』の意味です。
私たちの市原市のあらゆる地域資源を世の中に還元し、
地域の活性化と文化の振興を目的として
養老渓谷から多くのことを発信していきたいと考えています。
『養老渓谷駅』はこれから、
さまざまな時間や空間の価値観が入り混じる人間交差点になるでしょう。
町は交通の発達とともに栄えてきた歴史があります。
「ここでオれたちに、あにができんだっぺー」と試行錯誤が始まりました。
地元の活性化を通して小湊線沿線、そしてふるさと市原市の発展を願ってやみません。
市原市観光大使
東北福祉大学学長
養老渓谷 お寺の住職 千葉公慈 合掌!